心を世の中に残す
近年、子供を産まない方が増えていますが、その理由は様々あると思い悩ます
どんな経緯があるにしても、『子供が欲しかったのに・・・・』 という方は、切なくてやるせない思いをお持ちだと思います。
ここで子供を産まないことを不安に思うことはないと、いろいろな利点を挙げたり、老後の対策について考えることもできます。
しかし、こればかりは何かの理由をつけたところで、気持ちが落ち着いたり癒されたりするようなものではないと思います。
子供は、その存在だけでかけがえのないものだと思います!
何か他のものを、その代わりにすることもできません。
それでも人が残すことができるのは、子供だけではないということも、また事実です。
人はその生き方とか成し遂げた仕事を通じて、誰かに何かを伝えて後世に残すことができます。
これは、歴史に残るような仕事をした人ばかりの話ではありません。
私たちは毎日、誰かしらと関わりを持ちながら生きています!
あなたが、毎日の仕事や生活を通して人に伝えられるものは、ほんの少しのことかもしれません。
でも、少しずつ少しずつ伝わったものは、意識されることがなくても、その人の中に深く刻み込まれて、生涯に渡ってずっと残るのです。
そのためにはまず、自分の人生を自分のものとして引き受けることです。
人生には辛いことも苦しいことも、沢山あります。
中には、自分の責任ではないこともあると思います。
でも、それも含めて自分の人生だと引き受けることで、そこから人生を良いものにしていくとができるのです。
もしあなたがより良い人生を生きようとするなら、数は多くなくてもその生き方を通して、あなたの一部が誰かの中に届いて、そこで芽を出していくのではないでしょうか!
運ぶと選ぶとにかかわらず、子供を産むことができないこともあります。
でも、どう生きるかは自分で選ぶことができます。
誰かに何かを伝えられるような生き方をするというのも、一つの人生の選択肢ではないでしょうか!
感謝