愛していいのは、一人だけ?

複数の人とつき合ってしまうことを悩む人がいますが、『つき合う』という定義は人それぞれです!

先日も『縁が整って初めて出会いがあり、人間関係も成立する』と書かせていただきましたが、例えあなたが何十人の人とつき合おうと、その関係が成り立っているなら、それは双方にとって、特に何も問題はありません。

というと、ちょっと乱暴な言い方になるかもしれませんね!

 

恋愛にルールはありません。

人と人との出会いには、人間の都合で決めたルールを超えた縁があります。

もちろん、みんなが社会生活を気持ち良く送る中でのルールは大事ですが、ここでの問題はその状態ではなくて、その状態を問題だと思っていること。

あなたがそれによって苦しさを感じていることが、問題なんです。

では、どうしたらその精神的な苦しみを上手く取り除くことができるんでしょうか?

その状態に不安を感じてるなら、その原因はあなたにしかわかりません。

だから、不安を感じているという、その事実にまず、向き合いましょう。

その不安、心が押し潰されそうになる苦しみは、残念ながら取り除くことはできません。

お釈迦様にもこれは、無理だと思います。

たとえ今、あなたの目の前にある不安、悩み、そういった苦しみを取り除いても別の不安が次から次へとやってくるからです。

仮にあなたが一大決心をして、つき合っている全ての人と別れても、また別の複数の人たちとつき合うと思います。

それはどうしてかと言うと、問題はあなたにあるからなんです。

 

実は、この『不安』は、あなたの問題を解決するためのギフトなんです!

人が不安を感じるとき、ありのままの現実の自分と向き合います。

登山中に不安を感じたら、地図で現在地を確認して、置かれている状態を客観的に見ようとしますよね!

この方向で合っているという思い込み、それをちょっとの間捨てて、地図という真実の上に自分を置いてみます。

そして、それによって遭難から免れて、命が救われます。

つまり『我』を手放そうとするんです!

今の状態に不安を感じているなら、それはあなたにとってチャンスです。

そこから逃げるなんて、勿体ないと思います。

不安という名のチャンスを、真っ正面から受けとめてみましょう。

 

感謝