恋人を心の拠りどころにしない
恋人との別れは辛くて、悲しく苦しいものです。
時には、嬉しいこともあるかもしれませんが、それでもつき合った人というのは、感情を重ねて一緒に同じ時間を過ごした大事な存在です。
その存在は、あなたの『心の拠りどころ』になっていたと思います。
恋人だけじゃなく私たちは、多くのものを知らず知らずのうちに拠りどころにしています!
家族、仕事、健康、若さ、お金、友人・・・
でも、そのどれもが永遠ではありません。
恋人と同じような別れかたをするということは、『拠りどころからの離れかた』が同じ、ということだと思います。
離れかたは、自分から離れる場合と、相手が離れていく場合の2つがあります。
後者の場合は、たまたまです。
自分や相手に原因を求めようとして、それでも原因がわからないとき、人は方角だの運命だの、他のものに原因を求めようとしますが、原因はシンプルなんです。
たまたま条件が重なって、そうなっただけです。
次に自分から離れる場合、これは、今の拠りどころが永遠ではないと気づいた場合です。
恋人が拠りどころではないのは、当たり前のことです。
仕事もそうであるように、一時期の拠りどころにはなっても、永遠ではありません。
でも、拠りどころを恋人に求め続けているなら、それは青い鳥を探すようなものです。
自分の足りない部分を恋人や、青い鳥の持つ幸福で埋めてもらおうとするのは、やめましょう。
自分の足りない部分、それは自分の特性であり魅力なんです!
あなたが今、素敵な恋愛をしていたら、きっと今までの別れかたを気にしないと思います。
別れかたにこだわるのは、原因に理由付けがほしいからだと思います。
全ての恋愛に共通する別れの原因は、縁が整った、つまりは、別れる条件が揃っただけなんです。
それが事実です。
終わった恋愛を思い出して味わうのも、楽しいかもしれません。
でも、それに意味を求める必要はありません。
それはあなたが仮想した意味であって、事実ではないからです。
感謝