許せない過去に折り合いをつける
『人を許す』ということは、どういうことか、考えたことはありますか?
許すという行為は非常に難しい行為ですが、いつまでも許さないでいることは
『許されない人』以上に、『許したい人』にとって、辛い感情となってしまうことがあります。
許せない感情を持ち続けていると、そのことが自分の中でどんどん大きくなって、せっかくの楽しい時間や睡眠の時間にまで影響を与えてしまいます。
もしも、あなたが許すにはどうしたら良いか考えているとしたら、あなたに相手のことを許したい気持ちがあるということです。
許すためにはまず、自分は何が許せないのかを明らかにしないといけません。
その時には、自分の中の許せない感情を思いつくままに具体的にノートに書き出してみるというのも、オススメです。
その人の存在そのものが許せないということはあまり無いと思うので(決して無いとは言い切れませんが)、
もっと具体的に 『あの時言われたことがどうしても許せない』 など、その事実を明らかにしてみてください。
具体的に書き出してみると案外、大したことがないものばかりだったりするものです!
更に、『許せない出来事』はもう、既に起きてしまったことです。
起こってしまった過去を無かったことにしたり、もう変えることはできません。
しかし、その出来事をどう捉えるかは、今この瞬間からでも変えることができます。
『あの人があの時、あんなふうに言ったのは、自分に対して期待してくれてたからかもしれない』
『あの時、助けてくれなかったのは、あの人も実は辛い時期だったからかもしれない』
時間も経って、冷静に当時のことを思い返してみると、そんなふうに思えることもありますよね!
過去とは『過ちが去る』と書きます。
そう、既に過ぎ去ったことなんです。
いつまでも人や物事に対して許せない感情を持ち続けていると、また別の怒りやイライラを募らせる原因となってしまいます!
怒りの連鎖には際限がありませんし、なかなか手強いものなんです。
まずは、自分の心と向き合って、過去を意識して前向きな考え方で客観的に見つめてみましょう。
感謝