自分を卑下する心と向き合う

自分を卑下して見ていると、全ての人が自分より優れていると感じてしまいます。

他の人よりも可愛くない、能力的に劣っている・・・

誰でも、自分と他人を比べてガッカリした経験はあると思います。

 

一体、私たちはいつからそうなってしまったのか?

幼い子供は、自分の才能や顔のつくりを人と比べて落ち込んだりはしません。

それよりもっと前、生まれるとき、こんな性格に、こんな顔に、こんな才能を持って生まれたいなどとも思ってはいませんでした。

生まれてきた環境、持って生まれた顔、性格、これらに疑問や不満を言うことなく、自分を丸ごと受け入れて生きているのが幼い子供なんです。

人と比べて一喜一憂する感覚は、後から植え付けられたものと考えます。

 

自分が人より劣っていると思えば、悲しい気持ちになるのは当たり前のことかもしれません。

でも劣っているというのは、比べる相手があるからこそ感じる感情です。

人は誰でも完璧ではないし、自分以外の人は星の数ほどいますから、いちいち人と比べていてはキリがありません。

そもそも、全ての人に対して全ての項目で、優れている人なんかいないんです。

自分を情けなく思ったりしたくない、自分をありのまま受け入れたいと思うのなら、人と比べているうちはその願いは叶うことはありません。

容姿も性格も、才能も自分が望んで持って生まれてきたものではありません。

自分で選んで、手に入れたものではないのです。

全ては与えられ授かったもので、自分の心がけや努力で変えられるものではないのです!

足りなくても余っていても、授かったものに不満を言ったところで、心が乱されることはあっても、決して心が穏やかに満ち足りることはないと思います。

どうしても人と比べて落ち込んでしまう時は、それでもそうして心と体を授かって、今を生きていられることへの感謝を思い起こしてみてください。

素直に有り難いと思える気持ちがほんの少しでも生まれたら、悩みや劣等感は知らないうちに軽くなり消えていくはずですよ。

自分で選べないことで人と比べるのは、やめましょう。

 

感謝