不幸なのは、今に集中していないから
最近、今を幸せに思えないという悩みをよく聞きます。
これから先どうなるかわからないと心配したり、嫌な過去がどうしても忘れられないという方もいると思います!
仏教では、過去や未来じゃなくて、今ここでの出来事に集中することが大切だと考えます!
例えばお釈迦様は 『もう終わったことをいつまでも考えたり、まだ起きていない事に悩んだりしないように。 過去はもう終わったことで、未来はまだ来ていないことです。だから、今やるべきことをよく見つめて、それに集中しなさい。今日しなくてはいけないことを一生懸命になるのです。明日死ぬとしても、それは誰にもわからないのです。』
こうおっしゃっています。
私たちはどうして、過去や未来のことを考えるのでしょうか?
その理由はいろいろあると思いますが、究極的には 『幸せになりたい』 と願うからではないでしょうか。
幸せになるためには、過去や未来の問題を解決しなくてはいけません。
でも、過去や未来のことは考えても解決できません。
だからそのことが頭からはなれないのです。
不安を解決して幸せになりたいと思うなら、過去や未来を変えようとするのではなく、そのことをどうしても考えてしまう今の気持ちに向き合ってみてください。
現実は変えられませんが、そのことで悩んでいるあなたの気持ちは変えることができます。
どこか遠くのことを気にするのではなく、今ここにある気持ちに耳を傾けてあげてください! 幸せへと続く唯一の道は、過去にも未来にもありません。
私たちが幸せを掴むためにできるのは、今何をするべきかを考えて、やるべきことをみつけて、それに全力を投じるだけです。
これ以外にはありません。
今が幸せに思えないのは、幸せになるためにできる唯一のことをないがしろにしてしまっているからです。
私たちにできることは、限られています。
この貴重で限りある 『今、ここ』 を大切にすること。
それが私たちを幸せにするのです!
感謝