老いていく恐怖感
老いは私たちには止めることができません。
戦おうとする限り、私たちは小さな負けを重ねていくことしかできないのです。
老いに勝つことはできないとして、どうしたら老いに対する恐れではなく、安らかさで心を満たすことができるんでしょうか?
『時間はあっという間に過ぎて、昼と夜も移り変わっていきます。 若さも少しずつ消えていきます。 この死の恐ろしさをしっかり見つめて、良いことをして心の安らを得なさい。 世間的な欲望を捨てて、静けさを目指すのです。』
これはお釈迦様の有名な言葉ですが、時間はどんどん過ぎていき、いつかは必ず死がやってくる。 だから、この事実から目を背けないでやるべきことをしなさい。 そうすれば、心の安らぎを得ることができます。
こんな解釈でしょうか。
またお釈迦様は 『学ぼうとしない人は牛のように老いる。 その人の肉は増えるが智慧は増えない』 とも言っています。
私たち人間とは違って、時間はとても勤勉です。
どんな時も同じペースで進んで、焦ることはありません。
気を抜いてサボってしまったら、あっという間に置いて行かれてしまいます。
私たちは学び続けないといけません。
誰でもいつかは老いて死んでいくんですから、少しでも早く、自分は何をしたいのかを考えて、そのために必要なことに取り組まないといけないのです。
恐怖と戦うことはありません。
老いから目をそらさないで、ちゃんと見つめていたら、私たちに安らぎへ向かうキッカケになるものです。
私たちは毎日少しずつ老いていきます。
与えられた時間には限りがあるんです。
このことを忘れないで、良い人生を送れるように、今、やるべきことをやっていきましょう。
感謝